2013年4月12日金曜日

『キャッシュ』と『アプリデータ』はどう違う?


スマホでは、端末内のデータは少なければ少ないほど良いということは、当サイトで何度も書いてきたことです。
その理由は・・・もうお分かりでしょう(笑)

ところで。より使いやすいスマホにするために、データ削減の工夫をしていくなかで、「キャッシュ」や「アプリデータ」という単語を目にした方も多いと思います。
この2つ、スマホを扱う上で大切な要素なのですが、イマイチ違いが分かりにくいという声をたまに耳にします。
そこで今回は、「キャッシュ」と「アプリデータ」の概要と、2つの違いについて解説します。


▼2つの単語をどこで目にするのか

「キャッシュ」と「アプリデータ」という2つの単語を、Android内ではじめに目にするのは、おそらくシステム設定のアプリ管理画面の中でしょう。
システム設定→デバイス「アプリ」と進み、個別のアプリを開くと、管理画面に「データの削除」「キャッシュのクリア」というのがあります。

どちらも、何かのデータを消すと言うことは分かると思いますが、具体的な違いはよく分からないもの・・・。
その違いをみていきましょう。


▼「キャッシュ」は消してもいいもの

キャッシュというのは、ざっくり言うと一時的なファイルです。
例を挙げると、インターネットのサイトを開いたときに、そのページの情報を保存し、次にそのサイトを開いたときに読み込みが早くできるようにするものがあります。
これと同じようなものがいくつか・・・要は、よく利用するデータが保存されているだけです。

キャッシュというのは端末の動作を高速にするためにあります。
しかしキャッシュは、そのまま放置しているとどんどん溜まっていきます。
もう使わないキャッシュというのはただのゴミです。そしてゴミは定期的に掃除して捨てるものです。

最近の端末ではあまり見られないことですが、2年前くらいのスマホでは、キャッシュを放置していたら容量不足になってしまい、最終的にはメールを受信できる容量すら無くなってしまった・・・なんてことも(汗)

キャッシュは定期的に消去するようにしてください。
消去の方法は、大きく分けて、システム設定から行う方法・専用のアプリを使う方法の2つがあります。
詳しいことは、「アプリデータ」の解説のあとに書きます。


▼「アプリデータ」は消してはいけないもの

アプリデータというのは、文字通りそれぞれのアプリのデータです。
ただし、この中にはアプリの動作に関わる基本データは含まれません。
では何を指すのかと言うと、そのアプリ内の設定の情報や、ゲームのクリアデータなどです。

つまりアプリデータを消去すると、そのアプリはインストールした直後の状態に戻ります。
たとえばゲームではリセットに当たります。

システム設定にある「(アプリ)データを削除」という機能は、例えば、おかしな設定にしてしまってアプリの調子が悪くなったときなどにやむを得ず使うもの。
日常的に使用する機能ではありません。


▼キャッシュの削除方法

ここではキャッシュの削除方法を2つ解説します。
ひとつは、設定画面から削除する方法。記事の上の方にも書いたように、システム設定→デバイス「アプリ」と進んで、個別のアプリ管理画面から削除します。

もうひとつは、キャッシュクリーナー等専用アプリを使って削除する方法です。
今回は、「App Cache Cleaner」というアプリ(Playストアで公開)を使ってみます。

アプリをインストール、起動すると、このような画面になります。


キャッシュサイズが大きい順にアプリが並んでいます。
画面下「Clear All」で、すべてのキャッシュを一括削除できます。

App Cache Cleanerには、一定の時間毎に自動でキャッシュを削除する機能もついていますが、この機能を使うのはおすすめしません。
キャッシュは定期的に削除する必要がありますが、よっぽど保存領域が小さい機種でなければ、1週間に1回程度(キャッシュの容量は50MBくらいになると思います)でも十分だと個人的には思っています。それくらいの頻度なら、自動化するためにアプリを常駐させることが無駄です。

曜日を決めて手動で削除することをおすすめします。


これで、今回の記事はおしまいです。お疲れ様でした。
 

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