2016年9月18日日曜日

画面コーティング剤は保護フィルムの代わりになるか?


ご無沙汰しております、minijumboです。
今回は、最近話題?の「画面コーティング剤」を取り上げます。画面保護に効果はあるのか? 実験もしましたよ!


いきなり話は変わりますが、僕は先月でドコモの月サポが切れてしまったので、機種変更をしました。次の機種はGalaxy S7 edge。いや真面目に、これ以外に選択肢ないし…。

S7 edgeは画面の端が曲がっている面白いスマホですが、そこで問題になるのが画面の保護フィルム。
はじめに曲面対応のフィルムってのを買ってみたんですが、フニャフニャのペタペタで貼りにくいし、画面も見辛いし触り心地もよくない…。
かといってガラスフィルムだと、曲面部分は保護してくれなかったり、ケースと干渉しそうだったりで、なかなか良いのが見つからない…。
そんなわけで、試しに画面コーティング剤を買ってみることにしました。


▼「画面コーティング剤」って何だ
画面コーティング剤とは、簡単に言うと、塗るタイプのガラス剤らしいです。
自分で塗るから曲面ガラスでもOK。それでガラスフィルムと同じように、画面を傷や汚れから守ってくれるらしい。…そんな都合のいいものがあるものか?

半信半疑ですが、買ってしまったので使ってみることにします。
ちなみに今回買ったのは、「ぬってか・ピカグラス」です。選んだ理由は特になし。


▼塗り方がよく分からない
Amazonで商品を買うと、ご丁寧に発送元から、使い方を説明するリンク付きのメールが来ました。見てもイマイチ正しい塗り方が分からないので、S7 edgeに塗る前に、古いスマホ102SH(文鎮)で練習します。

①画面の汚れを拭き取る

②ティッシュペーパーに水を含ませ、画面を拭くようにして全体に水滴をつける


③コーティング剤を画面(あるいはティッシュ)に数滴つけて、画面に塗り広げる


ちょっと泡立ちます

④新しいティッシュに水を含ませ、画面を水拭きする


⑤2~3分後に乾いたティッシュで画面の水分を拭き取る

⑥1分間画面に触らないようにする。できれば8時間ぐらい放置する。


こんな感じ。
関係ないけど、ここのサイト、「毛細管現象」とか「荷電化ホモジング処理」とか分かりにくい言葉を無駄に多用していて好かん…。


▼で、効果はあるのか?
塗った画面を触ってみると、確かに新品のガラスみたいなつるつるした触り心地に変わりました(練習台の102SHは中古で、もともとの表面はガラスではなく飛散防止フィルムです)。そのへんの安いガラスフィルムよりずっと良いです。
また(これはS7 edgeでの結果ですが)、画面表示の視認性もとても良いです。

しかし肝心なのは、どのくらい傷を防げるかどうか!

ということで、これまた古いスマホ Xperia X10(文鎮)を使って、実験してみます。
画面上部(写真左側)だけガラスコーティング剤を塗りました。

本当は102SHでこの実験をやるつもりだったけど、うっかり全面に塗ってしまった。


ちゃんと一晩放置して…家の駐輪場にポイ!


おおっとスマホを落としてしまったぁ!
そしてそのまま手でスリスリ…おっと手が滑ったぁ!


しかし! ぬってか・ピカグラスを塗っているからだいじょう…


…ぶ!ではない! ちゃんと傷ついとる!

写真だとちょっと傷の付き方が違って見えますが、実物では塗っても塗ってなくてもまったく同じに見えます。
まぁ、流石に今回のようにアスファルトでゴシゴシしたら傷ついても当然だとは思うんですが、「塗ったら傷に強くなる」かどうかはかなり怪しいです。

しかも、保護フィルムなら新しいのを貼り直せばいいけれど、コーティング剤はもう一度上から塗っても古い傷は消えません。それを考えても、画面が傷つくのを避けるためにコーティング剤を使う、っていうのは間違ってるのかも。

傷防止の用途で使うとするならば、保護フィルム貼った上から塗るだとか、ハードケース付けて背面に塗るだとか、そういう方が効果ありそう??


とにかく、塗ったあとのこの手触りは気に入りました…素のままだとイマイチな画面に塗ったりするのはアリだと思います。
あと、折角買ったのに勿体ないし、S7 edgeにもちゃんと塗りました。

…そうそう、S7 edgeのレビューはもうちょっと使ってからやります(笑)


《17/12/19追記》
1年以上後に追記です。このS7 edgeは結局、このコーティング剤を塗っただけで画面にフィルムは貼らず使い続けました。
そのうち約半年は手帳型ケース、もう半年は画面を保護しない普通のケースで使って、今日そのスマホを売却。「目立つ傷なし」のAランクで査定が下りました!

何度かスマホを画面側から落としたりもしていたんですが、このコーティング剤が良かったのか、はたまたS7 edgeのガラス強度が高いのか、少しの傷しか付きませんでした。
ま、1回しかコーティング剤塗ってないけどね。(^q^)
ひょっとしたら、ちゃんと効果があるのかも…しれません。


2 件のコメント:

  1. 液体ガラスコーティング、フィルム貼りがすごく嫌いなのと感度も視認性も悪くなるので気になってました。でも、
    ・薄いガラス皮膜で表面の傷はつきにくいだろうけど、それでアスファルト割れとか防げると思えない
    ・ガラスフィルムは割れたら新品と貼り直せる、コーティングが割れたらどうなるの?
    あたりが気になってやったことがありません。
    鉄球をぶつけてみたりドライバーを数十センチから落としてみたりハンマーで叩いてみたりサンドペーパーに叩きつけたりする動画は見ましたが、そんな事態日常で発生しません。また、ガラスの特性上そのあたりはたいしたダメージにならないと思います。
    問題は、アスファルトに落としてどうか、ですよ。私が今まで落っことして割ったのは全部アスファルトです。
    アスファルトが最もガラスの天敵で、しかもシチュエーション的に多いと思うのですが、そこに触れているサイトは全くありません。
    これ実験している動画、サイトを丸一日探しましたが、発見できたのは本当にココ一箇所だけです。自分でもよく見つけたと思います。(アスファルト落下を試してみた、というタイトルの、落としている光景だけで結果を出してない10秒弱のよくわからない動画はひとつありましたが)
    やっぱり割れるのですね。そりゃそうですよね。
    やっぱりちゃんとスマホ保護しようと思ったら、角を守る、高さがある程度あるケースとガラスフィルム(高さが充分あるならガラスでなくても良い)しかないんだろうな、と改めて思いました。

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    1. こんにちは。 当記事を見つけてくださってありがとうございます!
      日常でスマホの画面が割れるシチュエーションは、ほぼ「アスファルトに落とす」しか無いですよね。
      記事の実験では、画面に深い傷が付いただけで割れてはいないのですが、コーティング剤の防御能力は高くないように見えます。
      画面の生存率(?)を上げるには、やはり保護フィルムとケースが一番なのでしょうね。

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